普通預金1.00%維持、1年定期1.60%・変動10年1.95%へ【預金ナビ通信 2026年9月号】
9月10日時点の預金金利は、普通預金の首位が年1.00%で変わらない一方、1年定期は年1.60%へ上昇し、個人向け国債変動10年も年1.95%まで伸びました。定期預金では複数行が金利を引き上げ、上位ランキングが大きく入れ替わっています。
また、9月17~18日の日銀金融政策決定会合を前に追加利上げ観測が強まり、長期金利も高水準です。今後さらに預金金利が動く可能性も意識しながら、今月の高金利商品を確認します。それでは具体的に見ていきましょう!

目次
普通預金は1.00%維持、順位変わらず
| 順位 | 銀行名 | 利率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1位 | あおぞら銀行 BANK支店 | 年1.00% | 100万円以下。100万円超は年0.65% |
| 2位 | 東京スター銀行 | 年0.90% | 給与・年金受取口座に指定 |
| 3位 | 島根銀行 スマートフォン支店 | 年0.80% | しまホ!普通預金。条件なし |
| 4位タイ | Habitto(GMOあおぞらネット銀行 ハビト支店) | 年0.70% | 100万円以下。100万円超は年0.40% |
| 4位タイ | UI銀行 | 年0.70% | 給与振込口座に指定 |
| 4位タイ | ローソン銀行 | 年0.70% | 普通預金。条件なし |
普通預金の上位ランキングは前月から変化ありません。あおぞら銀行BANK支店が100万円以下の部分で年1.00%を維持し、引き続き首位です。100万円を1年間置いた場合の利息は、税引前で1万円、税引後で約7,969円となります。100万円を超える部分は年0.65%になるため、預入額が大きい場合は段階金利に注意が必要です。
2位は給与・年金受取で年0.90%となる東京スター銀行、3位は条件なしで年0.80%の島根銀行スマートフォン支店です。4位タイには年0.70%でHabitto、UI銀行、ローソン銀行が並びます。金利改定が相次いだ8月と比べると、9月上旬の普通預金はひとまず落ち着いた状態です。
ただし、日本銀行は9月17~18日に金融政策決定会合を予定しており、市場では政策金利を現在の1.0%程度から1.25%へ引き上げるとの観測も強まっています。実際に追加利上げが行われれば、今後各銀行が普通預金金利を見直す可能性があります。すぐに使う生活資金は流動性を確保しつつ、金利改定の動きも確認していきましょう。
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1年定期は1.60%へ、上位が大幅入れ替え
| 順位 | 銀行名 | 利率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 香川銀行 セルフうどん支店 | 年1.60%(前月:年1.40%) | 10万円以上100万円まで |
| 2位 | UI銀行 | 年1.50% | 1円以上。2026年9月30日まで |
| 3位 | 東京スター銀行 | 年1.45%(前月:年1.35%) | スターワン円定期預金プラス |
| 4位タイ | あおぞら銀行 BANK支店 | 年1.40%(前月:年1.20%) | 50万円以上 |
| 4位タイ | 徳島大正銀行 とくぎんネット支店 | 年1.40%(前月:年1.00%) | 300万円まで。300万円超は年1.20% |
1年定期はランキングが大きく動きました。香川銀行セルフうどん支店の「超金利トッピング定期預金」が年1.40%から年1.60%へ上昇し、UI銀行の年1.50%を抜いて首位になりました。預入額は10万円以上100万円までです。100万円を年1.60%で1年間預けた場合、利息は税引前で1万6,000円、税引後で約1万2,750円となります。
3位の東京スター銀行は年1.35%から年1.45%へ上昇。あおぞら銀行BANK支店も年1.20%から年1.40%へ、徳島大正銀行とくぎんネット支店も300万円まで年1.00%から年1.40%へ上がり、4位タイに並びました。8月まで上位だったauじぶん銀行はキャンペーン終了後に年0.50%へ戻るなど、キャンペーンの開始・終了による順位変動も目立ちます。
表の外でも、島根銀行では9月1日から「ステップアップちいかつ定期Ⅲ」が始まり、アプリコースの1年目は年1.15%です。30万円以上の新規預入が対象で、自動継続すると2年目1.25%、3年目1.35%へ段階的に上がります。また、きらやか銀行SBIさくらんぼ支店も1年ものを年0.80%から年1.00%へ引き上げました。
日銀の追加利上げ観測が強い状況では、今後さらに高い定期預金が登場する可能性もあります。一方、現在の年1.50~1.60%という水準も十分高いため、全額を一度に預けるのではなく、満期を分けるなどして今後の金利上昇にも対応できる形にしておくと使いやすいでしょう。
より詳細な比較や最新情報を見たい方は、預金ナビの提供する「高金利な定期預金口座シミュレーター」でチェックできます。預け入れる金額を入れると自分がもらえる金利の金額で分かって便利なので、是非ご活用ください。
変動10年は1.95%、長期金利3%へ上昇
9月3日に募集が始まった個人向け国債変動10年・第198回債の初回利率は年1.95%です。前月の第197回債は年1.87%だったため、0.08ポイント上昇しました。100万円に年1.95%の利率が1年間適用されたと仮定すると、利息は税引前で1万9,500円、税引後で約1万5,539円となります。募集期間は9月30日までです。
背景には長期金利の上昇があります。日本の10年国債利回りは9月1日に3.0%へ達し、1996年以来およそ30年ぶりの水準となりました。個人向け国債変動10年の利率は10年国債の市場金利を基に算出されるため、長期金利の上昇が初回利率の上昇につながっています。追加利上げ観測やインフレ、財政への警戒などから市場金利が高止まりすれば、今後の募集分でも高い利率が続く可能性があります。
変動10年は半年ごとに利率が見直されるため、年1.95%が10年間固定される商品ではありません。市場金利が上がれば受取利子が増える可能性がある一方、金利が下がれば適用利率も下がります。また、発行後1年間は原則として中途換金できず、その後の中途換金でも直前2回分の利子相当額が差し引かれます。長期間使う予定のない資金で利用するのが基本です。
最新の金利推移をグラフで見たい方は、以下のリンクよりどうぞ。
まとめ
9月9日時点では、普通預金の首位は年1.00%で変わらない一方、1年定期は年1.60%、個人向け国債変動10年は年1.95%へ上昇しました。特に定期預金では香川銀行、東京スター銀行、あおぞら銀行、徳島大正銀行などが金利を引き上げ、前月からランキングが大きく変化しています。
さらに、9月17~18日の日銀金融政策決定会合では追加利上げ観測が強まっています。実際に政策金利が引き上げられれば、普通預金や定期預金でも追加の金利改定が広がる可能性があります。一方、10年国債利回りはすでに約30年ぶりの3%台に達しており、個人向け国債変動10年にも金利上昇が反映されています。
日々使う資金は普通預金、1年間使わない資金は定期預金、さらに長く置ける資金は変動10年と、使う時期に応じて分けることが基本です。金利が上昇しているからこそ、全額を一つの商品へ固定せず、資金を分けながら次の金利改定にも対応できる形を考えていきましょう。
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