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普通預金1.00%、1年定期1.25%、変動10年1.74%――家族のお金を守りながら増やす【預金ナビ通信 2026年6月号】

子どもの教育費も、これから迎える老後も、できるだけ安心して準備したいものです。大きな元本割れは避けながら、預け先を少し見直してお金を着実に増やしたい。今月は、そんなご家庭に役立つ金利の動きを一緒に見ていきます。

2026年6月号では、6月10日時点で確認できた普通預金、1年定期預金、個人向け国債変動10年を取り上げます。表では金利や主な条件を比べ、本文では実際の利息と、家計のどのお金に向いているかを丁寧に整理します。

金利の数字は、すべて税引前の年利です。表示上の金利が高くても、預けられる金額の上限や給与受取などの条件が付くことがありますので、順位だけで決めず、ご家庭で無理なく続けられるかを確かめながら読み進めてください。

普通預金は1.00%が首位

まずは、いつでも引き出せる普通預金から見ていきましょう。

順位 銀行名 利率 備考
1位 あおぞら銀行 BANK支店 年1.00% 100万円以下。100万円超は年0.65%
2位 東京スター銀行 年0.80% 給与・年金受取口座に指定
3位タイ 島根銀行 スマートフォン支店 年0.70% しまホ!普通預金。条件なし
3位タイ Habitto(GMOあおぞらネット銀行 ハビト支店) 年0.70% 100万円以下。100万円超は年0.30%
5位 auじぶん銀行 年0.51% 証券・au PAY・au PAYカード連携

2026年6月10日時点では、あおぞら銀行BANK支店が100万円以下の部分で年1.00%となり、今回取り上げた口座の中では最も高い水準になっています。

年1.00%と聞くと、どのくらいの利息になるのでしょうか。100万円を1年間預けた場合、利息は税引前で1万円、税引後ではおよそ7,969円です。普通預金のままこの金額を受け取れる点は、家計にとってうれしいところです。

ただし、年1.00%が適用されるのは100万円以下の部分で、100万円を超えた部分は年0.65%です。まとまった資金を置く場合は、口座全体が年1.00%になるわけではないことを確認しておきたいですね。

続く東京スター銀行の年0.80%は、給与または年金の受取口座に指定することが条件です。毎月の入金口座を無理なく移せる方には候補になりますが、条件のためだけに家計管理を複雑にする必要はありませんので、慎重に考えましょう。

条件を増やしたくない方には、島根銀行スマートフォン支店の年0.70%も目に留まります。一方、Habittoも100万円以下は年0.70%ですが、100万円を超える部分は年0.30%ですので、預ける金額まで含めて比べましょう。

こうして見ていくと、普通預金は生活費や近いうちに使う教育費など、引き出す可能性があるお金に向いています。金利だけを追いかけるより、必要なときにすぐ動かせる安心を残しながら、無理のない条件で選ぶことが大切です。

口座ごとの条件を一つずつ調べるのが大変なときは、「オススメ普通預金口座シミュレーター」もご活用ください。預入額と許容できる条件を選ぶことで、ご家庭に合う候補を落ち着いて絞り込み、受取利息まで比較できます。

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1年定期は1.25%が首位

次に、1年間は使わないと決められるお金の預け先として、1年定期を見てみましょう。

順位 銀行名 利率 備考
1位 オリックス銀行 年1.25% スーパー定期。条件なし
2位 あおぞら銀行 BANK支店 年1.20% BANK The 定期。50万円以上
3位 東京スター銀行 年1.10% スターワン円定期預金プラス。条件なし
4位タイ UI銀行 年1.00% 1,000万円以上は年1.05%にUP
4位タイ とくぎんネット支店 年1.00% 300万円以下。300万円超は年0.80%

2026年6月10日時点では、オリックス銀行のスーパー定期が年1.25%で、今回取り上げた商品の中では最も高い金利となっています。

100万円を年1.25%で1年間預けると、利息は税引前で1万2,500円、税引後ではおよそ9,961円です。先ほどの年1.00%の普通預金との差は、税引前で2,500円。金利差を金額にすると判断しやすくなりますね。

ここで考えたいのは、その2,500円の差と、1年間お金を動かしにくくなることのどちらを重く見るかです。数か月後に学費や車検などの支払いがあるなら、少し金利が下がっても普通預金に残す方が安心かもしれません。

あおぞら銀行BANK支店のBANK The 定期は年1.20%ですが、50万円以上の預け入れが必要です。東京スター銀行は年1.10%、UI銀行は基本年1.00%で、1,000万円以上なら年1.05%に上がります。

とくぎんネット支店は300万円以下が年1.00%で、300万円を超える部分は年0.80%です。同じ1年定期でも、最低預入額や金額ごとの金利が異なりますので、銀行名の印象ではなく、実際に預ける金額で比べてみましょう。

定期預金が向いているのは、当面の生活費や緊急予備資金を別に確保したうえで、満期まで使う予定のない資金がある方です。反対に、途中で取り崩す可能性が高い場合は、金利差よりも引き出しやすさを優先すると安心です。

預入額ごとの受取利息を比べるときは、「高金利な定期預金口座シミュレーター」が便利です。年利だけでは小さく見える差も、実際の金額に置き換えると、口座開設や手続きの手間に見合うかまで判断しやすくなります。

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個人向け国債変動10年は1.74%へ上昇

最後に、個人向け国債変動10年を見ていきましょう。6月4日に募集が始まった第195回債の初回利率は年1.74%で、5月募集の第194回債の年1.67%から、0.07ポイント上昇していることが分かります。

変動10年は、利率が半年ごとに見直される仕組みです。今後さらに金利が上がれば、その動きを取り込みやすい一方、初回の年1.74%が10年間そのまま続く商品ではありません。この違いは、あらかじめ押さえておきたいですね。

仮に100万円に年1.74%の利率が1年間適用された場合、利息は税引前で1万7,400円、税引後ではおよそ1万3,865円です。ただし、実際の利率は半年ごとに変わるため、この金額は比較のための目安としてご覧ください。

もう一つ大切なのが、発行から1年間は原則として中途換金できないことです。その後に換金する場合も所定の調整額が差し引かれますので、近い時期に使う教育費や生活費ではなく、1年以上使わない資金で考える商品です。

預金とは仕組みが異なりますが、元本割れのある値動き商品は避けたい一方で、今後の金利上昇も取り込みたい方には検討しやすい選択肢です。利率の高さだけでなく、使う時期と中途換金のルールを一緒に確認しましょう。

これまでの金利がどのように動いてきたかを確認したい方は、個人向け国債変動10年の金利推移グラフもご覧ください。今月の数字だけでなく、過去からの流れを見ることで、商品の特徴を落ち着いて理解しやすくなります。

個人向け国債変動10年の利率の推移を詳しく見る

まとめ――使う時期に合わせて、置き場所を選びましょう

ここまで比べると、どれか一つがすべてのご家庭にとって正解というわけではないことが見えてきます。すぐ使う可能性があるお金は普通預金、1年間使わないお金は定期預金、さらに長く置けるお金は変動10年が候補です。

子育て世帯のお金は、教育費、生活の予備費、老後資金で使う時期がそれぞれ違います。最高金利の商品へ一度に移すより、目的ごとに置き場所を分けた方が、必要なときの安心を守りながら、受け取る利息も着実に増やせます。

金利を優先するのか、いつでも引き出せることを重視するのか、手続きや条件をどこまで受け入れられるのか。ご家庭によって答えは異なりますので、焦らず、まずは当面使わない金額を確認するところから始めてみてください。

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