変動10年が0.97%に微上昇。普通0.5%&1年定期1.0%は堅調【預金ナビ通信 2025年8月号】
今月は「安全に増やす」を合言葉に、使い分けの精度を高めたい月です。普通預金は0.50%が引き続き有力で、1年定期はUI銀行の1.00%が首位を守っています。個人向け国債<変動10年>は0.97%で、低リスク志向の方にとって安定した選択肢が並んでいます。
無理にリターンを追わず、目的別に預け先を分けることで、着実に利息を積み上げやすくなります。今の水準なら、日常資金・近い将来に使う資金・中期の余裕資金をバランス良く配分するのが取り組みやすいと感じます。
それでは具体的に見ていきましょう。
目次
普通預金は0.50%がトップ水準
上限なしで年0.50%の島根銀行スマホ支店が有力です。続いてあおぞら銀行BANKは年0.50%(100万円まで)、Habittoは年0.50%(100万円まで・超過は年0.20%)です。MATSUI Bankは年0.41%、SBI FXトレードNEOBANKは年0.40%が目安です。
- 上限100万円の口座は、まず生活予備費の範囲で使うと効率的です。超過分の利率も確認して計画を立てましょう。
- 条件付き優遇や有料サービスは除外しています。シンプルな条件で無理なく使える口座を重視しています。
他の銀行も含めた最新情報を詳しく見ていきたい方は、預金ナビが提供する「オススメ普通預金口座シミュレーター」がオススメです。自分が許容できる条件を入力すると自分に最適な銀行が分かるので、是非試してみてください。
1年定期はUI銀行の1.00%が首位
UI銀行は年1.00%(1,000万円以上は年1.05%)で首位です。同率で徳島大正銀行 とくぎんネット支店が年1.00%ですが、お一人100万円までの上限があります。続いてオリックス銀行とSBI新生銀行が年0.85%、あおぞらBANKが年0.65%です。
- 100万円の上限がある場合は、まず定期に100万円、そのほかは次点の金利へ分散する方法が現実的です。
- ネットと店頭で利率が分かれる銀行があります。申込チャネルを確認して、取りこぼしを防ぎましょう。
より詳細な比較や最新情報を見たい方は、預金ナビの提供する「高金利な定期預金口座シミュレーター」でチェックできます。預け入れる金額を入れると自分がもらえる金利の金額で分かって便利なので、是非ご活用ください。
個人向け国債変動10年は0.97%
個人向け国債・変動10年は、2025年8月10日時点の初回利率が年0.97%です。7月時点の0.96%からわずかに上がり、堅実派には扱いやすい水準だと感じます。半年ごとに金利が見直されるため、将来の金利動向を取り込みやすい点も魅力です。
中途換金は可能ですが、所定の調整額が差し引かれます。生活資金は手元の普通預金に残し、余裕資金を変動10年へ振り分けると安心感を保ちやすいです。
最新の金利推移をグラフで見たい方は、以下のリンクよりどうぞ。
まとめ
流動性を確保するなら普通預金の0.50%を土台にし、使い道が決まっている資金は1年定期の1.00%へ回すと利息を取りこぼしにくいです。中期の余裕資金は変動10年の0.97%で分散すると、低リスクで安定感が増します。以下のリンクから最新の条件を確認して、無理なく着実に進めていきましょう。
最新の情報をウォッチして「貯金するならどこに預ければいいの?」という疑問を解決し、賢くお得で堅実な資産運用を一歩ずつ進めていきましょう。
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