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高止まりする預金金利たち【預金ナビ通信 2025年7月号】

先月6月号では個人向け国債変動10年が1.00%の大台に乗り、SBI新生銀行の0.25ポイント利上げなど“利上げラッシュ”がインパクトを残しました。7月10日時点では国債利率が0.96%へやや後退し、定期預金の大幅アップも一服しています。ただしオリックス銀行の0.85%復活などネット勢の小幅な追加利上げが続き、普通預金0.50%・1年定期1.00%前後の高水準はキープ。今月は「調整局面でどう資金を置くか」が鍵になるので、最新データを詳しく見ていきましょう。

普通預金金利ランキング(2025年7月10日時点)

普通預金は 5 か月連続で大勢に変化なく、島根銀行 スマートフォン支店〈しまホ!〉0.50 %が依然トップ水準です(無条件・税引前)。

※2025 年 7 月 10 日時点の金利情報。

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1年定期預金金利ランキング

夏のボーナス資金を1年間ロックするなら、この3行が鉄板です。特別キャンペーンや新規限定は除外し、誰でも使える通常金利だけを比較しました。

順位 銀行名 税引前金利 主な条件
1 UI銀行 1.00%(1,000万円以上1.05%) 預入100万円〜
2 SBI新生銀行 パワーダイレクト 0.85% ネット完結
2 オリックス銀行 eダイレクト 0.85% 預入300万円〜

1年定期の変化点

先月0.85%へジャンプアップしたSBI新生銀行は今月も据え置きで存在感をキープしています。一方、UI銀行は通常金利1.00%を維持しており、預金上限もないため使い勝手は抜群です。オリックス銀行は7月15日の改定で0.80%から0.85%へ再びトップ圏に返り咲きました。利上げ競争が続く中でも1.00%台は貴重なので、UI銀行に資金を集中させつつ、ネット専業勢をサブで抑えるのが賢い布陣と言えます。

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個人向け国債 変動10年の最新利率

7月募集(第184回債)の初回利率は0.96%と、6月発行分の1.00%から0.04ポイントダウンしました。それでも普通預金や1年定期と比べれば依然として高水準で、半年ごとに利率が見直されるため「金利上昇を取りこぼしたくない堅実派」には魅力的な選択肢です。

国債 vs. 定期預金の使い分け

利率がやや下がったとはいえ、変動10年は元本保証かつ1年後から中途換金が可能です。将来的な日銀の追加利上げシナリオでは利息が伸びる余地が大きく、長期の生活防衛資金や教育費のプール先として光ります。

最新利率と販売窓口のまとめはこちらをどうぞ。

個人向け国債変動10年の利率の推移を詳しく見る

まとめ

  • 普通預金は0.4〜0.5%台がデフォルト化し、複数口座の組み合わせがカギ。
  • 1年定期はUI銀行1.00%が頭一つ抜け、SBI新生銀行&オリックス銀行が0.85%で追随。
  • 個人向け国債変動10年は0.96%へ小幅低下も、利上げ余地と安全性が魅力。

今月も“お金の置き場所戦略”をアップデートして、利息を味方につけましょう!

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