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1年定期1.30%、変動10年1.80%へ上昇――追加利上げ後の預け先は?【預金ナビ通信 2026年7月号】

2026年6月の日銀追加利上げを受け、預金金利と国債金利の上昇がさらに鮮明になりました。7月10日時点では、普通預金の首位は年1.00%で変わらない一方、1年定期は年1.30%へ、個人向け国債変動10年は年1.80%へ上昇しています。

メガバンク3行も8月から普通預金を年0.40%へ引き上げると発表しました。今すぐ使うお金と1年以上置けるお金を分けながら、条件や預入上限まで含めて今月の選択肢を確認します。それでは具体的に見ていきましょう!

普通預金は1.00%を維持、5位が交代

順位 銀行名 利率 備考
1位 あおぞら銀行 BANK支店 年1.00% 100万円以下。100万円超は年0.65%
2位 東京スター銀行 年0.80% 給与・年金受取口座に指定
3位タイ 島根銀行 スマートフォン支店 年0.70% しまホ!普通預金。条件なし
3位タイ Habitto(GMOあおぞらネット銀行 ハビト支店) 年0.70% 100万円以下。100万円超は年0.30%
5位 SBI新生銀行 年0.55%(前月:年0.50%) SBI証券との連携が必要

普通預金の上位4口座は前月から変わらず、あおぞら銀行BANK支店が100万円以下の部分で年1.00%を維持しました。100万円を1年間置いた場合の利息は、税引前で1万円、税引後で約7,969円です。引き出しやすさを保ちながら高い金利を得られる一方、100万円を超える部分は年0.65%になる点には注意しましょう。

今月の変化は5位です。SBI新生銀行のSBIハイパー預金が7月10日に年0.50%から年0.55%へ上がり、前月5位だったauじぶん銀行の年0.51%と入れ替わりました。利用にはSBI証券との連携が必要です。MATSUI Bankも年0.41%から年0.51%へ上昇しましたが、こちらも松井証券との連携が条件で、順位は上位5位の外です。

日銀が6月16日に政策金利を1.0%程度へ引き上げたことを受け、メガバンク3行は8月3日から普通預金を年0.30%から年0.40%へ引き上げると発表しました。7月10日時点ではまだ年0.30%のため今月の表には反映していませんが、今後はネット銀行を含めた金利競争がさらに動く可能性があります。

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1年定期は1.30%へ、首位3行

順位 銀行名 利率 備考
1位タイ auじぶん銀行 年1.30%(前月:年0.51%) 円定期預金。条件なし
1位タイ 東京スター銀行 年1.30%(前月:年1.10%) スターワン円定期預金プラス
1位タイ 大光銀行 えちご大花火支店 年1.30% 1万円以上100万円まで
4位タイ オリックス銀行 年1.25% スーパー定期。条件なし
4位タイ ソニー銀行 年1.25%(前月:年0.85%) 円定期預金。条件なし

1年定期は上位が大きく入れ替わりました。auじぶん銀行は年0.51%から、東京スター銀行は年1.10%から、それぞれ年1.30%へ上昇。大光銀行えちご大花火支店も年1.30%で、3行が首位に並びました。ただし、大光銀行は預入額が1万円以上100万円までに限られます。

4位タイは年1.25%です。オリックス銀行は前月と同じ金利を維持し、ソニー銀行は年0.85%から年1.25%へ上昇しました。100万円を年1.30%で1年間預けた場合、利息は税引前で1万3,000円、税引後で約1万359円。前月首位の年1.25%との差は税引前で500円なので、口座開設の手間や預入上限も含めて比べたいところです。

表の外にも年1.20%が並びます。あおぞら銀行、SBI新生銀行、大和ネクスト銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行、静岡銀行インターネット支店が該当します。SBI新生銀行は100万円以上、大和ネクスト銀行は10万円以上かつ大和証券経由など、同じ金利でも条件は異なります。

政策金利の引き上げ後、1年定期では普通預金より早く金利競争が表面化しています。ただし、キャンペーン商品は期間途中で終了したり、満期後は通常金利で自動継続されたりする場合があります。生活費や近く使う予定の資金は普通預金に残し、1年間使わないと決められる金額だけを預けるのが基本です。

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個人向け国債変動10年は1.80%へ上昇

7月6日に募集が始まった個人向け国債変動10年・第196回債の初回利率は年1.80%です。6月募集の第195回債は年1.74%だったため、0.06ポイント上昇しました。100万円に年1.80%の利率が1年間適用されたと仮定すると、利息は税引前で1万8,000円、税引後で約1万4,343円です。

今回の初回利率は、基準金利の年2.73%に0.66を掛けて算出されています。日銀は6月に政策金利を1.0%程度へ引き上げ、長期国債の買入予定額も2027年1~3月まで四半期ごとに2,000億円程度ずつ減らす方針を維持しました。金利は市場で決まるため単純な因果関係ではありませんが、政策変更を受けた市場金利の上昇が、個人向け国債の利率を押し上げた可能性があります。

変動10年は半年ごとに利率が見直されるため、年1.80%が10年間固定される商品ではありません。また、発行から1年間は原則として中途換金できず、その後の換金でも直前2回分の利子相当額が差し引かれます。募集期間は7月31日までですが、近く使う予定のない資金かどうかを確認してから検討しましょう。

最新の金利推移をグラフで見たい方は、以下のリンクよりどうぞ。

個人向け国債変動10年の利率の推移を詳しく見る

まとめ

7月10日時点では、普通預金の首位は年1.00%で変わらず、1年定期は年1.30%、個人向け国債変動10年は年1.80%へ上昇しました。日銀の追加利上げを受け、普通預金・定期預金・国債のいずれにも「金利のある世界」が一段と広がっています。

それでも、金利が最も高い商品へすべて移すことが最適とは限りません。日々の生活費や緊急予備資金は引き出しやすい普通預金へ、1年間使わないお金は定期預金へ、さらに長く置けるお金は変動10年へと、使う時期で分けると家計の安心を保ちやすくなります。

今後は8月のメガバンク普通預金金利引き上げをきっかけに、各行が再び金利を見直す可能性があります。条件やキャンペーン終了日を確認しながら、ご家庭で無理なく管理できる預け先を選びましょう。

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