変動10年がさらに上がって1.08%に!【預金ナビ通信 2025年10月号】
今月は安全資産の利回りがじわりと充実してきています。
個人向け国債変動10年が1.08%へ上昇し、利上げ局面の追随力で注目度が高まっています。
一方、1年定期は1.00%、普通預金は0.50%が盤石な一方で、普通預金の新顔としてSBIハイパー預金0.42%も出てきています。それでは今月も堅実派の方に向けて、最新の低リスク運用先を整理します。

目次
普通預金は0.50%帯が主役に
条件なしの普通預金の上位は次の通りです。
上限が1000万円未満に設定される場合は重要事項として併記しています。
| 順位 | 銀行 | 金利 | 重要事項 |
|---|---|---|---|
| 1 | 島根銀行 スマートフォン支店 | 年0.50% | ― |
| 1 | あおぞら銀行 BANK支店 | 年0.50% | 100万円まで0.50%(超過0.35%) |
| 1 | Habitto(GMOあおぞらネット銀行) | 年0.50% | 100万円まで0.50%(超過0.20%) |
| 4 | SBI新生銀行(SBIハイパー預金) | 年0.42% | SBI証券との連携必須 |
| 5 | MATSUI Bank(住信SBIネット銀行) | 年0.41% | ― |
前月と比べると、並びは概ね不変ながら、SBIハイパー預金の登場で0.40%帯に割って入る動きが目立ちました。SBIハイパー預金は、SBI新生銀行のダイヤモンドステージの後継にあたるようなサービスで、SBI証券と連携して申請すれば0.42%になるという魅力的な選択肢です。今後もこういう銀行が増えてくると嬉しいですね!
他の銀行も含めた最新情報を詳しく見ていきたい方は、預金ナビが提供する「オススメ普通預金口座シミュレーター」がオススメです。自分が許容できる条件を入力すると自分に最適な銀行が分かるので、是非試してみてください。
1年定期は1.00%が軸に
1年もの定期預金の上位は次の通りです。前月からの変化はあまりなかったですね。
| 順位 | 銀行 | 金利 | 重要事項 |
|---|---|---|---|
| 1 | UI銀行 | 年1.00%(大口1.05%) | ― |
| 1 | 徳島大正銀行 とくぎんネット支店 | 年1.00% | 上限100万円(超過は0.80%) |
| 3 | オリックス銀行 | 年0.85% | ― |
| 4 | 東京スター銀行(インターネット限定) | 年0.75% | ― |
| 5 | あおぞら銀行 BANK支店 | 年0.65% | ― |
より詳細な比較や最新情報を見たい方は、預金ナビの提供する「高金利な定期預金口座シミュレーター」でチェックできます。預け入れる金額を入れると自分がもらえる金利の金額で分かって便利なので、是非ご活用ください。
個人向け国債変動10年は1.08%に上昇
変動10年は10月募集で初回利率が年1.08%に。
先月の1.06%から+0.02ポイントの上昇で、どんどん上昇していますね!
上げ相場では半年ごとの見直しで追随しやすいのが魅力です。元本保証・途中換金時のルールも明確で、使い道が決まっていない中期資金の置き場として有力です。預金との分散で、金利上昇に備えた堅実なポートフォリオづくりがしやすくなっています。
最新の金利推移をグラフで見たい方は、以下のリンクよりどうぞ。
まとめ
今月は「変動10年1.08%」「定期1年1.00%」「普通0.50%」の三本柱が明確でした。少しでも高い利回りと安心感を両立したいなら、まずは変動10年の活用、次に満期で利回り固定の1年定期、大きな流動資金は普通預金の高金利口座へという優先順が有力です。各商品の最新条件は必ず公式で確認し、ムリのない分散でコツコツ増やしていきましょう。
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