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変動10年が1.06%に!普通0.5%・1年定期1.0%は堅持の好環境【預金ナビ通信 2025年9月号】

今月は安全資産が全方位で魅力的です。

普通預金は0.50%が盤石、1年定期は実用域の1.00%前後をキープ。個人向け国債<変動10年>はついに初回利率1.06%へ到達し、前月0.97%から明確に前進しました。流動性が欲しい資金は普通、使い道が決まった資金は定期、半年ごとの見直しを取り込みたい余裕資金は国債へ——この三段構えが効きそうです。

それでは具体的に見ていきましょう!

普通預金のトップ水準、堅持

それでは普通預金のランキングを見ていきましょう。

銀行 年利 重要事項
島根銀行 スマートフォン支店 0.50% 上限表記なし。シンプルに高金利。
あおぞら銀行 BANK支店 0.50% 100万円まで。超過は0.35%(上限1000万円未満につき要注意)。
Habitto(GMOあおぞら) 0.50% 100万円まで。超過は0.20%(上限1000万円未満につき要注意)。
MATSUI Bank(住信SBIネット銀行) 0.41% 条件なしの基準金利。
SBI FXトレードNEOBANK 0.40% 条件なしの基準金利。

参考:条件付き優遇として、東京スター銀行は給与・年金受取で0.60%、SBI新生銀行はダイヤモンドステージで0.40%が提示されています(本ランキングからは除外)。前月(8/10公開)からの大勢は不変で、上位顔ぶれ・水準ともに据え置きです。

他の銀行も含めた最新情報を詳しく見ていきたい方は、預金ナビが提供する「オススメ普通預金口座シミュレーター」がオススメです。自分が許容できる条件を入力すると自分に最適な銀行が分かるので、是非試してみてください。

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1年定期は1.00%帯が中核に

続いて定期預金(1年もの)のランキングを見ていきます。

銀行 年利(1年) 重要事項
UI銀行 1.00%(1,000万円以上1.05%) 誰でも申込可。話題:新規限定「Anniversary定期」1.35%(9月末まで・1人1口100万円)は参考扱い。
徳島大正銀行 とくぎんネット支店 1.00% 上限100万円(上限1000万円未満につき要注意)。
オリックス銀行 0.85% ネット完結。上限記載なし。
SBI新生銀行 0.85% インターネット「パワーダイレクト」等。
あおぞら銀行 BANK支店 0.65% ネット専用定期。

前月比では水準・順位ともに大枠は不変で、UI銀行ととくぎんネット支店の「1.00%軸」に実用感があります。

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個人向け国債変動10年、1.06%へ上昇

9月募集分(第186回)の初回利率は1.06%に上昇しました。前月0.97%から0.09ポイントの前進で、長期金利上昇の影響を素直に取り込みました。半年ごとに金利が見直されるため、今後の金利上昇局面にも追随しやすいのが強みです。中途換金は可能ですが所定の調整額が差し引かれるため、生活費は普通預金、半年~数年の余裕資金は変動10年と定期の併用が相性良しです。

最新の金利推移をグラフで見たい方は、以下のリンクよりどうぞ。

個人向け国債変動10年の利率の推移を詳しく見る

まとめ

2025年9月の低リスク運用は「普通0.50%」「1年定期1.00%」「変動10年1.06%」の三本柱です。前月からの大勢は維持しつつ、国債がワンランク上の初回利率に。まずは日常資金を普通預金の高金利口座へ、当面使わない資金は1年定期、余裕資金は変動10年へと配分すると取りこぼしが少なくなります。最新条件は以下からご確認ください。

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